男性不妊症
近年、お子さんを望むご夫婦の間で「男性不妊症」への関心が高まっています。不妊の原因は女性側にあると思われがちですが、実際には約半数のケースで男性側にも何らかの要因があることが分かってきています。私たちのこいずみ腎・泌尿器科クリニックでは、日本泌尿器科学会専門医・指導医である院長が、患者さんの不安に寄り添いながら、医学的根拠に基づいた丁寧な診療を行っています。男性不妊症は、決して特別なことではありません。多くの男性が直面する可能性のある課題であり、適切な検査と治療によって改善の道が開けることも多いのです。京急の横須賀中央駅から徒歩1分という通いやすい場所で、プライバシーに配慮した環境を整えてお待ちしております。
男性不妊症の原因について
男性側の原因でなかなか子供ができない状態を「男性不妊症」と呼びます。これには大きく分けて、精子を作る機能の問題、精子が通る道の問題、そして性交そのものの問題の3つがあります。それぞれの原因について詳しく解説します。
造精機能障害(精子をうまく作れない)
男性不妊の原因の中で最も多く、全体の約8割を占めるのが造精機能障害です。これは、精巣(金玉)の中で精子が作られるプロセスに何らかの問題がある状態を指します。具体的には以下のようなケースがあります。
- 精子の数が少ない(乏精子症)
- 精子の運動率が低い(精子無力症)
- 精子の形に異常がある(奇形精子症)
- 精子が全く作られていない(無精子症)
詳細については「男性不妊症」のページを参照してください。
精路通過障害(精子の通り道が詰まっている)
精巣で精子は正常に作られているものの、それを外に送り出すための管(精管など)が詰まっているために、射精した精液の中に精子が含まれない状態です。これを閉塞性無精子症と呼びます。
性機能障害(射精や勃起がうまくいかない)
身体的な問題や精神的なストレスにより、性交渉が困難な状態です。具体的には、十分な勃起が得られない勃起障害(ED)や、射精ができない膣内射精障害などが含まれます。特に現代社会では、仕事のストレスやプレッシャーからこれらの症状を抱える方が増えています。
EDに関する詳細は「勃起障害(ED)」のページを参照してください。
男性不妊症の病気の種類について
なかなか子供ができない原因の背景には、泌尿器科的な疾患が隠れていることが多々あります。これらは専門的な検査によって見つけることが可能です。
精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)
精巣から心臓に戻る静脈の血液が逆流し、精巣の周りに静脈の瘤(コブ)ができる病気です。男性不妊症の患者さんの約40%に見られると言われており、最大のリスク因子(男性不妊症を引き起こす可能性を高める要素)の一つです。血液の逆流によって精巣の温度が上がり、精子を作る機能が低下してしまいます。多くの場合、左側に起こりやすく、陰嚢(いんのう)が腫れているように見えたり、鈍い痛みを感じたりすることもあります。
低ゴナドトロピン性男子性腺機能不全・高プロラクチン血症
脳の視床下部や下垂体から、精巣を刺激するホルモンが十分に分泌されないために、精子が作られなくなる病気です。
性感染症の後遺症
過去にかかったクラミジアや淋菌などの性感染症が原因で、精子の通り道が癒着してしまい、詰まってしまうことがあります。自覚症状が乏しい場合もあるため、知らないうちに進行しているケースもみられます。
性感染症についての詳細は「性感染症の治療」のページを参照してください。
男性不妊症のの検査について
当院では、まず男性不妊の原因を明らかにするための検査を行い、その結果に基づいた最適な治療をご提案いたします。
精液検査
男性不妊の検査において、最も基本となるのが精液検査です。精液を採取し、顕微鏡で精子の数、運動率、正常な形態をしているかなどを詳細に調べます。精液の状態は体調やストレスによって変動しやすいため、必要に応じて複数回の検査を行うこともあります。
検査の流れについては「精液検査のごあんない」のページを参照してください。
男性不妊症の治療法について
精液検査の結果に基づき、患者さんのライフスタイルやご夫婦の希望を考慮した治療計画をご提案します。治療の目的は、自然妊娠の可能性を高めること、あるいは人工授精や体外受精などのステップへ向けた精子の質の向上にあります。
生活習慣の改善
精子の質を向上させるためには、日々の生活習慣を見直すことが重要です。当院では、以下のようなアドバイスを行っています。
- 禁煙の推奨(タバコは精子の質を著しく下げます)
- 過度な飲酒を控える
- 長時間のサウナや長風呂を避ける(精巣を温めすぎない)
- 適度な運動と十分な睡眠
- 育毛剤やサプリメントの種類を確認する
薬物療法
精子の運動率が低い場合や数が少ない場合、漢方薬やビタミン剤、血流改善薬などを用いることがあります。また、ED(勃起障害)が原因の場合は、PDE5阻害薬(バイアグラやシアリスなど)の処方により、性交渉をスムーズに行えるようサポートします。
高度な不妊治療への連携
泌尿器科的なアプローチだけでは妊娠が難しいと判断された場合、あるいは精索静脈瘤の手術が必要な場合、当院は男性不妊に対する外科的治療を行う高度医療機関と密接に連携しています。患者さんの状態に合わせて、最適な医療機関を速やかにご紹介いたします。
料金について
男性不妊に関する診療は、不妊治療の保険適用拡大に伴い、多くの検査や治療が保険診療で行えるようになりました。ただし、一部の自費診療や特殊な検査については、別途費用が発生する場合があります。
男性不妊症についてのよくある質問
Q1. 男性不妊の検査は痛みを伴いますか?
A1. 基本的な検査である精液検査や採血、超音波(エコー)検査において、強い痛みを伴うことはありません。エコー検査は陰嚢にゼリーを塗って機械を当てるだけですので、どうぞご安心ください。
Q2. 精液検査の結果が悪かった場合、もう子供は望めないのでしょうか?
A2. 決してそんなことはありません。精液所見は体調やストレスで大きく変動しますし、一度の結果で全てが決まるわけではありません。適切な治療や生活改善、あるいは高度生殖医療を組み合わせることで、お子さんを授かるチャンスは十分にあります。
Q3. 独身ですが、将来のためにブライダルチェックとして受診できますか?
A4. はい、可能です。将来への備えとして、ご自身の状態を知っておくことは非常に有意義です。ブライダルチェックは、自費診療となりますが、丁寧に対応させていただきます。
院長より
こいずみ腎・泌尿器科クリニックの院長、小泉充之です。男性不妊というテーマは、男性にとって非常にデリケートで、受診をためらわれる方も多いかと思います。「自分に原因があったらどうしよう」「泌尿器科に行くのは恥ずかしい」といった不安を抱えるのは、ごく自然なことです。しかし、私は日本泌尿器科学会専門医・指導医として、これまでに多くの悩める男性患者さんと向き合ってきました。私たちが大切にしているのは、単に数値を診ることではありません。不安を抱える患者さんや不妊で悩むご夫婦に寄り添い、後悔しないための治療方針をご提案することです。横須賀中央駅から徒歩1分の当クリニックは、お仕事帰りやお買い物ついでにも立ち寄りやすい、プライバシーに配慮した環境で、皆さんのお悩みに向き合ってまいります。「なかなか子供ができない」とお悩みの方は、ぜひ一度クリニックにご相談にお越しください。スタッフ一同、お待ちしています。
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